猫のリードやハーネス付きでの外散歩を推奨しない理由

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猫に外散歩は必要?

猫用リード・ハーネスという物は売られていますが、あまり猫の外散歩は推奨されていません。
急に立ち止まったり急に猛ダッシュしたり、犬ならある程度の躾は可能ですが猫は性質上そのコントロールはほぼ不可能に近いからです。
道路を歩かせるとなると、飼い主さんが連れ添っていても交通事故の危険性が充分ありますし、猫は身体が柔軟なのでスルッと散歩装具から抜け出してそのまま脱走、迷子になる恐れもあります。

猫はきまぐれなので犬の様な散歩にはならない

猫は「待ち」の狩りをする本能がある為、常に運動しているよりもじっとしている事の方が多い生き物と言えます。なので犬の様に歩行がメインの散歩はほぼ無理と言っても間違いありません。
自発的に運動したがらない猫のダイエットや、健康補助目的なら外を歩かせるよりも食事制限をしたり、遊ぶことでおやつが出て来るおもちゃ等を室内で利用した方が的確で安全と言えます。

獣医さんも猫の外散歩に関しては賛否両論

野良猫と飼い猫の寿命の圧倒的な差は、飼い猫が室内で安全な生活をしているからと言えます。
外には猫が拾い食いしては危険な植物もありますし、細菌・雑菌・ウイルス・寄生虫等も沢山居ます。メリットよりも圧倒的にデメリットの方が大きいのです。
この事から、お医者さんの間でも散歩の是非は意見が分かれる様です。

外に行かせると行きたがるようになってしまう

うちの猫は外散歩が好きだから…と思い込んでいる飼い主さんもいらっしゃいます。
それは外に一度行かせた経験から、繰り返し外に行きたがる様になってしまっただけなのです。
猫には人間程の複雑な感情は無いので、必ずしも外に行かないと病気になってしまったりストレスになる様な事はまずあり得ません。
むしろ病院などの理由以外で中途半端に外の世界の楽しさを猫に教えるのは酷と言えます。
また、元野良だった子でもストレス無く完全室内外にすることは可能です。

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