本当はこの世に居ない方が良い、折れ耳が人気のスコティッシュフォールドの残酷な真実

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猫と言えば、今や一番人気とも言えるスコティッシュフォールド。
折れ耳が従来の猫とは異なりキャラクターの様な愛らしさがあり、成長しても童顔のままで、性格は温和で飼いやすい品種としても有名です。

スコティッシュフォールドとはどんな猫なのか

スコティッシュの始まりは一匹の折れ耳の奇形の雌猫でした。その折れ耳が可愛いらしいと言う理由で、人間によってブリティッシュショートヘアやアメリカンショートヘアと交配が行われ掛け合わされ生まれた品種です。

折れ耳は軟骨異常から起こる奇形

実はスコティッシュフォールドはイエネコと比べるとやや短命な傾向です。
その理由はこの品種の猫の多くが抱える、ある先天的な疾患が原因の一つであるとされています。

実はスコティッシュフォールドの折れ耳は軟骨の遺伝子異常からくる奇形で、実際は耳だけでなく全身の軟骨に異常が及ぶ可能性があるのです。
折れ耳になっている猫は、まず間違いなく軟骨の異常の症状が耳以外の場所にも表れます。

一生身体の痛みを感じながら生きるスコティッシュフォールド

猫は痛みを我慢する生き物なので、表情や態度には出ないかもしれません。
実は折れ耳のスコティッシュフォールドの性格は、体の痛みであまり動きたがらない為温和に見えるだけなのです。
可愛いと評判の直立も、身体の痛みで機敏な動きが出来ない為にする姿勢、おじさんの様な「スコ座り」も実は関節炎を庇った体勢なのです。
その事実を知った上で、スコティッシュフォールドが可愛いから飼いたい!と思いますか?

日本のペットショップは売る事しか考えていない

イギリスではあまりにも残酷であるとされ、折れ耳のスコティッシュフォールドは繁殖を禁止し登録を取りやめにしています。
しかし日本は儲け主義で、人気の品種で沢山売れるということで繁殖規制はされていません。
日本は他の国の人から比べても、SNS映えを狙って可愛くて珍しい、ユーモラスな外見のペットを選びたがる傾向があるので、根底の価値観を変えなければいけないのです。

それでもスコティッシュフォールドを飼いますか?

スコティッシュフォールドを飼っている人は、知っていても仕方が無い事、大した事では無いものと思って居たり、残酷な運命の元に生まれた生き物である事を知らない人が殆どです。
とはいえ、見た目の愛らしさはペットを慈しむ理由の一つでもあります。
国が取り締まる事が一番ですが、飼わない選択肢をする人が増えれば、売れないと判断した業者が折れ耳のスコティッシュフォールドを増やす事を辞める筈です。

現在まで事実を知らずにスコティッシュフォールドを飼っていた、という人はどうか最後まで愛情を持って接してあげて下さい。

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