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なぜペット業者は増え続けるのか
ペットショップや繁殖業には都道府県に登録の届け出をする必要がありますが、審査が非常に甘く殆どの自治体が本人確認をしっかり行っていない為、偽名や偽装した個人情報で登録してやりたい放題している業者が殆どなのだそうです。
ペットブームの恩恵を受けるべく、生体販売で金儲け主義の業者が増え続けるのはこういった実情があるからなのです。
大半の人は見て見ぬふり、誰も困らない
ペットショップで可愛い犬猫の姿を見て心癒される人は幾らでも居るかと思いますが、「売れなくなったらどうなるか」を考える人は殆ど居ないと言えるでしょう。
例え考えては居ても「自分には関係が無い事」とたちまち目を背けてしまいます。
結局保健所や保護猫・犬の譲渡会よりも、華やかで好きな種類が選べて見映えのする子を自分で選ぶ事が出来るペットショップに行きたがる人の方が多いのです。
特にニュースなどで報道されると「ごく一部の悪徳業者が行っている悪事」と判断されがちですが、寧ろ摘発された悪徳業者はたまたま露見した氷山の一角に過ぎず、本当は虐待紛いな飼育を続ける業者が幾らでも存在するのだそうです。
供給過多で売れなくなってきている
簡単な仕事だし、動物も好きだし、お金も儲けられる！と安易に始める人も多いのですが、供給過多で徐々に市場の販売価格が下がり、利益にならなくなってきている様です。
皮肉な話ではありますが、儲からない事でこのまま悪徳業者の数が少しでも減る事を祈らんばかりです。
「動物を飼って、多少の小遣い稼ぎになればいいかなと思い、始めました」
繁殖業やペットショップを営むには、都道府県などに登録する必要があります。しかし朝日新聞の調査で、最低限の本人確認や実務経験のチェックも機能していないことが分かってきました。https://t.co/xwPnHg1qxr
— 朝日新聞東京編集局(コブク郎) (@asahi_tokyo) 2019年1月27日