花咲き乱れる春先は犬が散歩中誤食しないよう特に注意が必要な時季と言えます。春の草花は比較的安全性の高い物から意外に知らない、ポピュラーではあるものの大変危険な植物もあります。
綺麗な草花が多い道を歩きたい気持ちは分かりますが、愛犬と一緒の時はなるべく控えた方が良さそうです。
菜の花
アブラナ科の植物は基本的に犬は食べても問題無いとされていますが、人間同様シュウ酸が身体に良く無いので、火を通してない物は注意が必要です。甲状腺疾患のある犬や、繊維質な為お腹が弱い犬にもNGです。
桜
桜の花びらは食用としても使われるので数枚口にしてしまったとしても直ちに影響は無いと言えますが、葉は微弱ながら肝毒性・腎毒性があるので避け方が良いと言えます。種にも毒性があるので要注意です。
チューリップ
球根の中身に毒性があり、食毒・接触毒両方あるため土を掘りをしている時は注意が必要です。花は品種によって食用としても使われる事もありますが、残留農薬の影響もありますのであまり口に入れさせたくない花と言えます。
すずらん
愛らしい見た目とは裏腹に、花・草・根全てに強い毒性があります。水に浸しただけでも毒が抽出されてしまうので、すずらんの生えている付近にある水たまり等も危険です。
すずらんが生えている所は散歩ルートから外した方が良いと言えるでしょう。
心配ならすぐに病院へ
飼い犬の植物の誤食による中毒死の例は少なくありません。例え毒性が無いと分かったとしても、本来食用では無いものを犬が食べてしまったら即座に病院に連れて行くのが賢明です。