野良猫が庭や個人の敷地に侵入してきて、糞尿をしたり、繁殖等の騒音で被害にあって困っている、という人は少なくありません。猫は学習能力が高い上とてもタフな生き物なので、生半可な対策では居なくなることはまずありません。
では、どうしたら野良猫の侵入を防ぐことが出来るのでしょうか?
国や地域は野良猫対策してくれないの?
自治体にもよりますが、飼い猫だった迷い猫と野良猫の区別が難しい為、駆除や捕獲対象にならない事が殆どです。猫を地域で保護している所もあるので、そういった事情から、相談しても何も対処してくれない事もあります。
猫は動物愛護対象の生き物ですので、勝手に駆除することは法で禁止されています。
個人が侵入されないよう対策する他無いのです。
棘の猫よけは効かない?
百均やホームセンター等で買える棘が付いたシート、子猫や体重の軽い猫には実はあまり効果がありません。とはいえ、全く意味が無い訳では無いので敷いておく価値が全く無い訳ではありません。
猫の好みそうな細い道や高い場所に敷いておくと嫌がって入り浸ったり通らなくなりそうです。
ペットボトルは効果ナシ!
水を入れたペットボトルが猫よけになる、という噂が一時期流行りましたが、残念ながら効果はかなり一時的なものなのだそうです。
水に反射する光を眩しがって嫌がる、という原理のペットボトルなのですが、猫は慣れる生き物なのでほぼ無意味と言って間違いないでしょう。
スパイスや刺激物、柑橘系の匂いのものを置く
柑橘系に含まれるリモネンという成分が猫にとっては有害なため、本能的に避けようとします。同様にスパイスや刺激物臭も効果があります。猫よけのスプレーや薬品もありますが、匂いだけではやはり慣れてしまう猫も多い様です。
超音波系の機械は効果絶大
猫が嫌がる超音波を発生させる猫よけグッズはかなり効果が見込める様です。
ただし、耳の良い人にも効いてしまい、耳鳴りや頭痛を引き起こす可能性があります。
糞尿対策ならいっそペットトイレを設置してしまうのも手
猫の糞尿の匂いが嫌なら、先手を取ってペットトイレを置いてしまうほうが下手な対策をするよりは安上がりかもしれません。本格的な物でなくても、土を入れただけのプランターでも効果はあります。
居心地が悪い場所にするのが秘訣
猫のたまり場を作らないようにするには、猫にとって居心地が悪い空間を作り出す事が重要です。
猫は静か・安全・暖かい・狭い、そんな場所が好きです。そういった空間を作らないようにしましょう。
効果が見込めない対策でも、合せ技で効果を発揮する可能性もありますので、努力を怠らず諦めない事が大事でしょう。