野生の猫とイエネコのDNAの鑑定の結果から、猫は特性上個体による肉体や性質の変化が殆ど見られず、自らペットや家畜化としての地位に落ち着いたという結果が明らかになりました。
ありのまま人間社会に溶け込んだ生き物!?
猫が人間社会に深く浸透した理由はやはりその性質でしょう。
身体も程々に頑丈で、大人しく寝ている事が多く、人懐っこくて基本的に無害、体臭も少なくお風呂に入れる必要もない為手入れにも手間が掛からない生き物です。
しかも人間を極端に畏怖する事も無く、害虫やネズミ駆除に大いに役立ってくれます。
猫は人間と共生するのにとても都合が良かったのです。
犬との大きな違い
犬は人間に役割を持たされて家畜化された生き物です。犬は狩猟の手伝いや、人間のパートナーとしての役割もありましたが、猫は人間に役に立つ様な具体的な役割は持ちません。
崇拝や信仰の対象等にはなりましたが、完全に古代から愛玩特化の生き物として成り立っています。
品種が猫よりもずっと多いのも、飼育しやすい様に人工交配で試行錯誤した結果の一つと言えます。
すべては猫が可愛かったから
猫は人間が可愛いと思える要素を沢山持っていると言っても過言ではありません。
幼児性を感じる顔立ち・ニャーと言う控えめで可愛い鳴き声・常に良いにおいのする身体・マイペースながら甘え上手と、他の動物には無い万人を虜にする魅力を沢山持っています。
猫は最初から人間が手を加える必要性が無い程完璧に可愛いからこそ、昔の姿のまま原型を留めているのかもしれませんね。
自分よりずっと大きい存在に率先して甘えにくるから猫は寛大ですごいなぁと思う
猫がにゃーって鳴くのも人間に話しかける時だけで人間の為だけに可愛らしく鳴いてると思うと愛しさが止まらなくなっちゃった