売れ残りを衰弱死・飼い殺しにするペット「引き取り屋」は犬猫の地獄

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ペットショップで売れ残り大きくなってしまったペット、年老いてペットカフェを引退したペット、パピーミル(繁殖工場)やブリーダーの元で飼育されていた繁殖能力が衰えたペット、これらは役目を終えてどこへ行くと思いますか?

引き取り屋とは?

比較的安価な値段で何らかの理由で飼い主の居ないペットを引き取るサービス業者です。
引き取り屋自体に違法性はありませんが、碌に給餌・給水・衛生管理もせずに、劣悪な環境下で引き取ったペット達を飼い殺しにしている業者が横行している事が問題になっています。

動物愛護法の改悪が原因

悪質な引き取り屋が増えた理由は、皮肉にも自治体が殺処分を減らす事が目的だと言われています。
2013年に改正された動物愛護法ではペットショップ(生体小売業者)や繁殖業者の犬猫の引き取りを各自治体は断れるようになり(第35条)終生飼養が義務化された為、売れ残りや年老いたペットを管理し続ける事が難しいショップやブリーダーがそういったサービスを利用せざるを得なくなってしまったのです。

動物愛護法にひっかからないの?

勿論しっかりした管理体制の元経営しているペット引き取り業者も居るでしょう。
しかし終生飼養に厳密な飼育環境は説かれていません。
それを逆手にとって、自治体による監視・指導の目を逃れ、お咎めがあったとしても「知らなかった」「気付かなかった」と責任逃れする業者も沢山居るのが現状です。
これが人間だったら大問題になりかねませんが、物言わぬペットであれば例え虐待していようと、過失として処理させるのは容易という訳なのでしょう。

ペットショップやブリーダーにも責任・問題がある

ホワイトなペット引き取り業者が居ようと、そもそもそんな業者が存在しなければならない様な売り方をしているペット業界が不健全なのです。

ペットブームの波で、珍しい品種や人気の品種、容姿が整っている犬猫やとにかく若くて愛らしいペットを飼いたがるお客さんは少なくありません。しかし、そういった若い、目を惹く種ばかり取り扱っているペットショップには裏があるという事を飼う側の人間も知っておかなくてはなりません。

里親代行サービス

昨今では飼えなくなってしまったペットの里親を探してくれるペットサービスもあります。
虐待目的でペットを引き取りたがる人や、詐欺まがいな業者が無いとは言えないので、利用する前に口コミなどをチェックしておきましょう。

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