飼い主らしき人物が散歩中のラブラドールを蹴り上げている動画が投稿される
事件が発覚したのは、Twitterに投稿された飼い主の女性とラブラドールレトリバーが散歩している一本の動画でした。突然飼い主が犬が衝撃で倒れてしまう程の強い力で蹴り飛ばしたのです。
この動画の撮影主が撮る前から飼い主の女性は怒鳴りながら犬を蹴っていたそうです。
飼い主は躾のつもりだったと供述
女性は警官が駆けつけると脅すような言動を繰り返し包丁を振り回して暴れたそうです。
飼い主は「ペットがトイレの失敗に苛立ち蹴った。躾のつもりだった」と供述していますが、保護された犬は人間の年齢に換算すると90歳にもなる老犬で、躾だけでトイレ管理を出来る様な状況では無かったようです。
元の飼い主からは未だに犬を早く返して欲しいと連絡が来るようですが、意識改善の様なものは見受けられず、このまま返してもまた虐待してしまうか、最悪殺されてしまうと判断して、当分の間は保護団体が面倒を見る形になったようです。
動画への批判が相次いだため、大きなメディアが取り上げ問題が明るみに
SNSでの通報や連携があったからこそ、今回の事件は犬の命を救ったと言いきれます。
動画を投稿したことへの批判や、加害者の内情への配慮など様々な意見が上がっていますが、このまま無視を続ければ、飼い主もペットも不幸になっていたのはまず間違いないでしょう。
もしもペットの虐待行為を発見したら
物的な証拠があるのなら、被害者が動物であろうと虐待行為として警察に通報しても問題ありません。逆恨みを恐れて通報が出来ない人も居ますが、原則警察や保健所は誰が通報主かを伝える事はありません。どうしても恐い場合は、その地域の近所にある獣医さんに相談しましょう。獣医師には明らかな虐待行為があった場合に警察に届け出する努力義務があります。
【動画拡散】散歩中に蹴られる虐待受けた犬、膀胱炎や尿路感染を併発https://t.co/XImZyWFZGy
痛みを取り除く治療とメンタルケアを受けている。保護団体には毎日のように飼い主から「早く返して」と連絡があるという。 pic.twitter.com/dNDm8J2mWd
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年2月21日