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妊婦さんで猫を飼っている人や、猫に関与した仕事に就いてる人が気にする病気という一般認識かもしれませんが、砂場などで遊んだ子供を介して感染する可能性もあります。
トキソプラズマって？
トキソプラズマ症は猫が原因で感染する事が有名ですが、猫以外にも鳥類や哺乳類に寄生しているありふれた微生物です。原則大人が感染しても無症状か軽度で済むものですが、胎児が感染した場合は重篤な症状を引き起こす可能性があるため、妊婦さんは注意が必要です。
神経質過ぎる・大袈裟じゃないの？
トキソプラズマ症には特効薬やワクチンがありません。
感染する可能性を徹底的に回避するのが重要とされています。
胎児がトキソプラズマ症に感染した場合、流産・水頭症等重篤な症状を引き起こす原因になる他、神経系の先天性疾患を持って産まれてくる可能性もあります。
感染ルートは？
動物を介してのトキソプラズマ症は経口感染（糞口感染）が主な原因です。猫の世話をしている他、動物を飼っていない家庭でも、例えば野良猫に触れた子供の手から感染する恐れもあります。
自分だけでなく、外で遊んで帰ってきた子供の衛生管理は徹底しましょう。
遊び場所を選ぶ
幼稚園・保育園・学校等は野良猫が入り込んで砂場で糞尿をしている恐れがあります。
悪質な飼い主が犬の散歩ついでに公園の砂で用を足させている事もあるそうです。
公園も昨今は猫や犬の侵入を禁止して夜間はシートを張ったり、危険性から砂場自体を無くしていってる場所が増えています。子供を遊ばせる場所は慎重に選ぶべきかもしれません。