猫も人間と同じように口や顎に出来物を作ってしまうことがあります。
これは挫創という肌トラブルで、猫のニキビと呼ばれる事もあります。
症状は?
猫のニキビは性別・年齢・品種問わず、どんな猫にでも出来る可能性があります。
体質上出来やすい猫や再発を繰り返す事があるのも人間に出来るニキビに似た傾向があります。
痒がる仕草を見せたり、出血・膿・脱毛・皮膚の爛れや炎症など、見た目に明らかに問題がある場合は動物病院に相談しましょう。
猫ニキビの主な原因
食生活の変化
フードを変更したタイミングやお薬を飲むようになった時などには注意したいです。
多臓器への影響からニキビが出ている可能性があります。
ニキビの原因となる、脂肪分が多く含まれているフードにも気をつけたいところです。
ニキビの原因菌による炎症
ニキビダニの寄生や細菌の繁殖によってニキビが現れる事もあります。
この場合は病院での治療が必要になります。
ホルモンバランスの乱れ
避妊・去勢手術のあとに、ホルモンバランスの乱れが生じて猫ニキビができることもあります。手術後に急に猫ニキビができたら、かかりつけの動物病院に相談しましょう。
ストレス
心的ストレスが原因でニキビを作ってしまう猫も居ます。
ニキビの原因が特定出来ない場合は、まず猫の生活環境を見直しましょう。
体調不良
何らかの体調不良からニキビが出ている事もあります。
アレルギー
普段利用している食品、または日用雑貨からアレルギー反応を起こしている場合もあります。
猫のフードや日頃から触れている物、私生活で使っている物をチェックしましょう。
衛生管理不足
衛生管理を怠るとニキビが出来やすくなるのは猫も同じです。
特に口周辺は猫のけづくろいが及んでいない可能性もあります。
猫の口元が汚れていたらこまめに拭き取ってあげましょう。
似ているとはいえ一緒にするのは×
ニキビは猫も人間もよく似た原因で起こり、その症状を引き起こしますが、猫のニキビに人間の薬は使わないようにしましょう。
潰してしまうのも症状が悪化したり傷跡が残る恐れがあるのでやってはいけません。