使われている原材料や入っている成分が気になったり、作っているところを見ている訳では無いので、本当に安全なもので作っているのか疑わしい…そういう飼い主さんの気持ちは痛いほどわかります。
ですが栄養学をしっかり学んでいない人が自己流でペットフードを作るのは、下手な市販品をペットに与えるよりも実はリスクが高い行為であるということを覚えておいてください。
栄養や食生活が偏る
人間の食事でさえ完璧に栄養価をコントロールするのは難しいですよね。
多少の栄養不足位…と思われるかも知れませんが、犬や猫の栄養不足は人間よりも深刻化しやすく、直接命に関わる危険性さえあります。
また、手作りの料理でバランス良く栄養素を補おうとすると、どうしても量が膨大になってしまうはずです。
ペットフードは栄養を凝縮する技術で適量でバランスが整う様に考えられているのです。
ペット食の手作り至上主義の最大のデメリットは?
旅行・被災・病気等のイベントやトラブルが必ずあるかと思います。
ペットが作った物しか食べなくなってしまうと、飼い主さんがご飯を用意出来ない様な緊急時には困ってしまう事になります。ペットは人間の事情など推し量る事は出来ません。
レシピはよく確認して作る事
ペットの性格にも寄りますが、たまには別の物を食べたい!と催促されたり、誕生日や記念日などお祝い事に別のメニューを作ってあげたいという事もあると思います。
犬・猫共に食べてはいけない食材や、大量に与える事を推奨していない食材は結構あります。
どうしても作ってあげたいなら、書籍やネットに限らず間違った知識で書かれているレシピもあるので、鵜呑みにせず食材や調理方法等良く調べた上で作ってあげましょう。