野良猫は飼う意思が無いなら触らないほうが吉

昨今野良猫と撫でたりして触れ合う動画や写真がSNSに上がっている事も多いですが、野良猫には原則素手で触らないほうが無難と言えます。
外で暮らしている動物は人間にとって有害な菌を保持している恐れが高いからです。

猫は綺麗好きじゃないの？

飼育されている猫は、手入れがされているからこそ人間にとって害が少ない状態の衛生が保たれているのです。
確かに猫は自分の体を舐めて衛生を保つ事ができますが、それですべての菌がいなくなる訳ではありません。
日本の野良猫は病気は比較的少ない方ですが、一見綺麗そうに見えても、被毛にノミ・ダニ・シラミが居る可能性もあります。衛生上過度のスキンシップはあまり勧められる様な事ではありません。

引っかかれたり噛まれるリスク

無抵抗だったり進んで撫でさせてくれる野良猫もいますが、中には人馴れしておらず威嚇してきたり攻撃行動に移る野良猫も居ます。
爪や牙で攻撃を受けた場合、傷口から感染病になる恐れがあります。

ペットを飼ってる人や妊婦さんは特に注意

抵抗力が落ちている人や病気を貰いやすい人は絶対に野良猫に近づいてはいけません。既に家でペットを飼育している場合は、野良猫に触れる事で病気を貰ってしまい、そのペットに感染ってしまう恐れもあります。

観光地で安易に触ってしまう人も…

野良猫が多い区域において「猫とふれあえる！」とうたった観光ガイドを見かけるかと思いますが、国外に居る野良の動物は未知の病原体や国内に無いウイルスを持っている可能性もありますので、見るだけにした方が良いと言えます。国内旅行でも、触れ合う機会があったら必ず触ったところはしっかり洗うようにしましょう。