ペットも老人ホーム&デイサービスへ ペットと高齢化社会

0 いいね
読み込み中...

老衰で身体が不自由になり、断腸の思いでペットの犬猫を手放す高齢者が増えてきています。
飼いきれなくなり残されたペットの実に70%が保健所にいく事になります。
譲渡会などが広く認知された事で持ち込む高齢者も少なくないようですが、殆どのペットはまず間違い無く殺処分される事になります。
離れ離れになり心的負担で辛い思いをする高齢者や障害者は少なく無いでしょう。
そんな不幸なペットと高齢者が少しでも減る事を願い、ペットと一緒に暮らし続ける事が可能な環境への取り組みが行われている事はご存知でしょうか?

犬・猫ペットと一緒の老人ホーム・デイサービスが登場

さくらの里山科特別養護老人ホームは保健所で殺処分予定だった犬や、元の飼い主さんが被災や病気など何らかの事情で居なくなってしまった保護猫と暮らせる全国唯一の老人ホームです。
ペットと終生を送る入居者もいらっしゃる様ですが、もし飼い主さんが先にご逝去されてしまった場合、残されたペットがホームでその後も暮らす選択肢も出来るそうです。
行き場を無くしたペットの面倒を見る事が出来る上、ペットとの暮らしは高齢者の認知症緩和にも繋がる為、間違いなく双方にとってプラスになると言えます。

大きな課題も

医療費の高額化もあり、負担はやはり普通の介護サービスに比べてかなり運営の負担は大きい様です。
新しい試みな分、何かと課題や問題点も多いとは思いますが、是非今後も頑張って頂きたいですね。

高齢者がペットを飼うのは本当に無責任なのか

自分の方が先に死んでいくのだから、そもそもペットを飼わないという選択肢をするべき、という人も少なくありません。
ですが、例え高齢者では無くても、人間はいつ病気や怪我で身体が不自由になり、ペットの世話が出来なくなるのかなんて予測できるものではありません。
せめて余命を誰にも迷惑を掛けないように生きろ、年老いているのだから多少は我慢しろ、と言うのはあまりにも冷酷ではありませんか?
勿論自分が面倒を見切れなくなった時に、次に託す事が出来る選択肢を予め用意する事が大事だと言えますが、老後の孤独や寂しさを埋める為にかかわりを求める事は果たして本当に罪なのでしょうか?

タイトルとURLをコピーしました