日本には野良犬がほとんど居ないと言われていますが、犬に比べて猫の方が外で生きて抜環境適応能力が高いだけで、実は各地に存在しているのです。
犬が繁殖し続け、増加の一途をたどっている地域も少なくありません。
特に山口県周南市は野犬問題が深刻化しています。
野良犬との区別は?
日本の野良犬と野犬の違いは法律上の区別だけです。オーストラリアに生息するディンゴなどのような動物としての種の違いはありませんが、基本的には飼い主を持たない事は共通しており、何らかの理由で人間との生活から離れてしまった犬を野良犬、外で人間の力を借りずに狩猟などして生きているのが野犬と区別して呼ぶ事が多いようです。
襲われる恐怖と伝染病への不安
空腹や恐怖、狩猟本能によって犬が人間に襲いかかる可能性は充分考えられます。現に海外では犬が噛み付く等して人間に危害を及ぼす事故が起きています。
予防接種を受けないまま外で生活している生き物はどんな病気を持っているか分かりません。狂犬病や破傷風に罹ってしまう恐れもあります。日本ではこういった病気は数十年発症が確認されていませんが、今後も全く無いとは言い切れないでしょう。
野犬は何故減らないのか?
野犬は狩猟対象でもありますが、体が小さく、食べることも毛皮を取ることも適していない為そもそも狩猟メリットが少ないので誰も捕りたがりません。
また、野良犬との区別がつかない為、濫りに殺処分するわけにも行かず保護による給餌、各所からの犬の持ち寄りによって数が増えたのではないかと言われています。
今後の課題
野犬は人間の身勝手が原因で増えた可哀想な生き物です。全ての犬を保護して飼育できる人に受け渡し減らして行く事が理想と言えますが、施設への収容や飼育にはどうしても限界があります。
特に保護犬・保護猫の譲渡審査はとても厳しく、望んだとしても誰にでも飼う資格があるとは言えません。課題が多く、難しい問題と言えるでしょう。
飼い主がうっかり逃しちゃった迷い犬なら分かるんだけど昨今の日本に野良犬ってマジで居るんだな…