散歩中の拾い食いや危険物に要注意 エチレングリコールの毒餌で飼い犬が死亡する事件

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※画像はイメージです

飼い犬がエチレングリコロールの入った毒餌を舐め死亡した事件が起こりました。
エチレングリコロールは動物だけでなく人間にとっても有害な物質です。
ほんの少し体内に入っただけでも、内臓の機能不全等中毒症状が起こります。

エチレングリコールとは?

無色液体で水に溶けやすい性質を持つアルコールの一種です。
一般的には不凍液やポリエステルの原材料として使用されますが、消防法上では危険物として扱われています。

エチレングリコロール中毒

エチレングリコロールはアルコールですが毒性があり、飲用した場合薬物中毒となり、嘔吐・腹痛・意識混濁・頭痛等の発作が起り、死に至る事もあります。
甘味がある為、動物が誤飲してしまう危険性があるようです。

虐待目的の犯罪者が利用する事が多い

エチレングリコロールは値段も安く通販やホームセンターでも手に入る為、これを利用した埠頭駅定食という隠語の下(不凍液と呼ばれる事から)行われる犬・猫の毒餌を使った虐殺は昔からある手法のようです。
昨今のエチレングリコロールは犯罪に利用されない為に、予め毒性が少ない物もあるようです。

生き物を毒殺するべきではない理由

野良犬や野良猫の被害の為に毒餌を使って数を減らそうと考える人が居ますが、許可なく行えば動物愛護法違反であり、虐待罪で懲役5年以下または罰金500万円の罪が課せられます。
飼い主の居る動物を殺傷した場合は、器物破壊罪となります。
また、動物を毒殺すれば死体によって病気が蔓延する懸念もあります。
野良や自然動物に困っているなら、保護団体に連絡・相談し、然るべき措置をするのが一番と言えます。

犬の拾い食いは本能的なもの

犬が口に物を含んで確認するのは殆ど本能と言えます。人間とは異なり、衛生概念もありませんし、狩猟本能故にそうしてしまうのです。

誤飲・拾い食いを辞めさせるには

室内でも食べ物以外にも、床に犬の口で丸飲みが可能な物を置かないことです。
また、食事やご褒美以外での食べ物を徹底的に制限し、飼い主さん以外は餌を出さない、と教え込むのが効果的です。
緊急時、口の中に入れてしまった物を取り出せる様に歯磨きや口周りのお手入れ、投薬で慣らしておくのも重要です。

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