正直な話、今の譲渡会は一体何様なのか?と本気で思える位には迎え入れの条件が厳しいです。
提示される条件に少しでも添わなければ見向きもされないのが現状です。
実際、手放す側の人間に「しっかり面倒を見て欲しい」などと煩く言われるのには憤りを感じても仕方が無い事かと思います。
条件が厳し過ぎるからペットショップからの購入が減らないのでは?という声もごもっともです。
けれどこれは、犬猫のこれからの運命を想ってこそ。ペットと言えど家族の一員として加わる訳です。人間で言うなら、養子を迎えるのと変わりません。
今のペット業界は犬猫を物扱いしています。要らなければ廃棄する、虐待する、だから不幸なペットが増え、譲渡会に集まるのです。この事をどうか忘れないで頂きたいのです。
原則単身者はペットは飼えないものと思った方が良い?
譲渡会での選考基準において、金銭面の余裕と、他に面倒が見れる人の存在はかなり重要であると言えます。ゆえに単身者は基本的に譲渡NGです。
実際病気や事故や何らかの理由でメインでペットを世話していた人が居なくなってしまう可能性もあります。
その他にも世話をするための部屋の規模や年収、貯蓄額も聞かれる場合があります。
実際ペットは生活する上で人間以上にお金がかかるケースもあります。
NPO法人ペット里親会の具体的な譲渡条件
犬猫の性格や体質などによって異なりますが、大体譲渡の条件は同じです。
公式サイトには書かれていませんが、実際は箇条書きよりも、もっと条件は厳しいです。
家に必ず誰かが居る状況でなければならない・免許所のコピーが必須・餌の指定がある・動物病院が無い地域住まいはNG・若い子供なしの夫婦はNG・持病持ちはNG・ペット飼育未経験はNG・車無し、免許無しはNG・ペット可物件であろうと持ち家以外不可、賃貸住みはNG・独身男性はNG、その他にも抜き打ちでの訪問査察などもあるようです。
・譲渡会が行われる会場の近辺に住んでいる事
・希望者との相性
・家庭環境(単身者NG)
・ワクチンや予防接種などの定期健診、避妊手術を必ず受ける
・完全室内飼い
・家族の同意
・ペット可の物件
・子供が要る場合15歳以上、猫と中型犬・大型犬は13歳以上
・家を空けない(留守番は4時間未満)
・高齢者NG
・同棲カップルNG
・トライアル時は必ず自宅での飼育環境確認・観察・調査してもらう事が必要
・交通費負担
・定期的に(毎日の可能性もある)生育状況の報告をしなければならない