美味しくて栄養豊富な森のバターと異名がある野菜アボカドですが、人間には無害でも実は動物にとっては危険な植物かもしれません。調理している時にペットの動物が中毒症状を起こしたり亡くなってしまった事例があります。
アボカドの何が駄目なの?
アボカドに含まれるペルシンという殺菌成分によって様々な中毒症状が引き起こされているのではないかと考えられています。
調理に使った種を栽培して観葉植物として置いているというご家庭もあるかもしれませんが、動物を飼育している場合は気を付けたほうが良いと言えます。
フードやサプリに入ってるんだけど?
危険なのは生食や葉・茎などの部分で加熱処理がしっかりしていれば問題ないようです。
また、動物用のサプリメントに含まれるアボカドはペルシンが含まれていないそうです。
ただしペルシンに関しては最近見つかった物質で分かっていない事も多いので、アボカドを調理する際はペットを近づけないなど最低限注意したほうが良さそうです。
実は奇跡の生還?アボカドの歴史
アボカドは哺乳類に種を運ばせて子孫を残す植物ですが、御存知の通り種があまりにも巨大な為、大型の草食哺乳類の減少と、種に毒があったことから存続の危機に陥ってしまいました。
しかし人間がその美味しさと栄養価で栽培をする事で奇跡の生還を果たしたという歴史があります。