賛否両論なレンタルペットはどんなサービス？

レンタルペットは名前の通り、何らかの理由でペットを長期的に飼育できない人たちがペットをレンタルし、触れ合い体験が出来るサービスです。

どんな人が利用するサービスなの？

トリマー志望の人のカットモデルとしてや、子供の情操教育の一環として一時的に犬が居る環境を欲している人、自宅で本格的に飼育する前に動物の面倒がしっかり見られるかどうかトライアルとして利用する人もいます。
家に招き入れられない人のために、ドッグランを借りてお散歩体験や一緒に遊ぶ体験ができるサービスを行っているところもあるようです。

愛護的な観点で否定的な意見も

生き物の命を道具として利用しているとして、動物愛護の観点からは否定的な意見もあります。
動物の扱いに精通したプロフェッショナルが徹底管理してる分には問題もないかと思われますが、ペットブームに託けた悪質な業者が横行し、今後虐待まがいなビジネスを始める懸念も確かに否定はできません。

ビジネスと愛護の難しいはざま

「ペットビジネスを廃止し、無償の愛護活動だけを行うべきだ」と口先だけで言うのはとても簡単ですが、生き物の飼育にはどうしたってお金がかかりますし、扱う商品が命である以上、直ぐに撤廃できるものでもないというのが現状と言えるでしょう。
現在では里親探しを目的に経営しているカフェでさえ、譲渡時に高額な医療費や飼い主に足る資格として無理難題を要求してくるケースがあります。
簡単な手続き、完全無償にしてしまえば虐待目的の人間の手に渡ってしまうかもしれない、完全な慈善事業では経営は成り立たない…と難しい問題はたくさんあります。