所有者の居ない猫を保護する事自体は特に問題はありませんが、愛護目的以外で無差別に捕獲したり、生態を利益の為に不当に販売する行為は違法となります。
猫を飼育するフリをして猫を捕獲して業者に売り捌こうとする闇のブローカーが猫捕り業者・猫とり一派と言われています。
保護猫や地域猫が狙われる可能性が高いですが、迷い猫や首輪をして放し飼いをしている猫でも容赦なく連れ去りますので、猫の飼い主さんも決して他人事では無く、注意が必要な存在です。
何の為に猫を捕獲しているの?
猫の毛皮を殺して剥ぐ為、大学や薬品会社、化粧品等の動物実験や薬の被検体として、国外での食肉加工用、虐待、または虐待目的の人物への安価での受け渡しなど多岐に渡ります。
猫が沢山いる場所を妄りに教えないで
猫捕り目的の人間に特定・利用されない様、ブログやSNS・動画サイト等で地域猫が生息する場所、管理が甘い場所を拡散しないようにしましょう。
昨今はTwitterでRTやいいね数の多い、いわゆる「バズった」画像や、猫・いっぱい・沢山・保護猫などの検索ワードで猫が多い区域を調べている様です。
身元が分からない人を信じない
表向きでは猫好きを装っていても実は猫捕りである可能性もあります。
恐ろしい事に普段は地域猫を見守る側の人間や猫ボランティアを行っている人物に紛れていたりもするので、名前を知っていても素性が分からない人には猫の情報は安易に共有しないようにしましょう。
譲渡する前に名前や身元を確認する
ブラックリスト入りしている個人名や団体名があるので怪しいな、と思ったら直ぐに調べてみましょう。猫捕りと疑わしき人物のリストを作っている人が居るので名前検索でひっかかる可能性大です。
猫捕りを目撃したら
猫捕りは大型の捕獲機を使い、車で移動する事が多い様です。
地域猫の数が急に減ったり、餌場に異様な物が置いてあった場合は警戒した方が賢明です。
猫を逃がす事が先決ですが、危険も多いので難しい場合は写真で証拠を抑えられれば警察に届けを出す事も可能です。