隣人や周囲の犬が吠えていて煩い、精神的なダメージがある場合どうしたら良いか結構悩むかもしれません。解決策はありますが、どうにもならないケースが殆どである事も実情です。
でも放っておくのは得策ではありません。
飼い犬の鳴き声はご近所に筒抜けってご存知でしたか?
飼い主さんは鳴き声は大した事が無いと思っているケースも少なくありません。煩いと思う感覚は人それぞれ、確かにそうかもしれませんが、室内に居る犬の鳴き声は想像以上に外に響いているものです。密閉空間でも余程お隣と距離があるか、遮音性がある建物でもない限り殆ど緩和される事無くそのままのボリュームで筒抜けになっています。
そんなのアリ?ペットの鳴き声に罰則ナシ!?
犬の鳴き声で騒音トラブルになっていたとしても、実は当の飼い主さんが罰金や罰則を負う事はまずありません。
報復を恐れて大した対策が出来なかったり、どこに相談しても民事事件として扱われ、放置されることが多いからです。
ただし犬の適切な飼育への努力義務を怠り続け、近隣の人間がストレスで体調不良を訴えた場合、認められれば損害賠償を請求される可能性はあります。
直接飼い主さんに苦情を言うのはNG
直接苦情を言いに行ったり、身分が分かる状態で文句を伝えるのはさらなるトラブルになりかねません。まず自分の身分が分からないように然るべき団体に相談しましょう。名前を伏せて欲しい旨を事前に伝えればまず素性が暴かれる事はありません。
おすすめは自治体や管理会社に相談すること
自治体や賃貸なら管理会社に相談すれば張り紙や回覧板などの手配で飼い主さんに直接関わること無く騒音問題を自覚させる事が出来ます。警察に通報したり保健所に相談することも出来ますが、調査や訪問、事情聴取の際に特定されてしまいかねません。
効力が絶大なのはやはり警察に直接注意して貰う事ですが、開き直られたりや警察がまともに取り合ってくれない場合もあります。
最終的にどうしても我慢ならないなら、やはり民事裁判を検討するのが一番と言えます。
賃貸なら諦めてその地を去るのがベストです。
犬はそもそも無駄吠えしない
犬は吠える生き物、性格や個体差の問題だと間違った知識のまま飼育している飼い主さんは実は少なくありません。犬は実は無駄吠えするのが当たり前ではなく、多くの場合飼っている人の努力不足が原因です。
犬が吠える理由は大きく分けて警戒・欲求・興奮・体の不調の4つです。
周囲の人に迷惑をかけないためにも、飼い主さんは犬が吠える原因を理解してコントロールした上で、吠えなくて良い環境作りを徹底する義務があります。