猫アレルギーは特定の条件を持つ猫に人間が近づくと痒みや鼻水、クシャミ等花粉症と似たような症状を引き起こします。
アレルギーを持つ人は年々増加傾向にあり、世界中で猫を愛する人、憎む人が無差別に苦しんでいるのだとか。
猫アレルギーは対策できる?
猫アレルギーは猫が側に居ることで命に関わる様なものではありませんが、アレルギー体質の人にとっては辛いものです。毛や猫の体から出る分泌物によって引き起こされるものなので、アレルギー薬を服用し、掃除をこまめに行う事で多少の症状軽減は見込めますが、残念ながら今の段階では猫と離れて暮らすのが一番の対策と言えます。
猫アレルギーはどうして起こるの?
Fel-d1と言う猫の体を構成するタンパク質が原因と言われています。それが人によっては体内の免疫反応を起こすようです。
アレルギーの原因のFel-d1を破壊するワクチンが完成
チューリッヒ大学病院の研究者がこの猫アレルギーを引き起こす物質を打ち消すワクチンを開発しました。このワクチンを猫に接種させる事で、猫の体内で抗体を生み出しFel-d1を破壊するそうです。
このワクチン注射は接種してから3年間アレルギーを抑えられるそうです。
まだまだ課題点も多い?
このワクチンは人間のアレルギー自体を治癒するものでは無いようです。
また、猫への副作用や体の負担等懸念があります。人間の為に猫に不必要に注射を打つのはエゴではないか?という声もSNSでは上がっているようです。
猫アレルギーのワクチンは実は以前からある!
人間用の猫アレルギーワクチンは既に存在しますが、アレルゲンへの反応を弱める為のもので、根治治療にはならないのだそうです。また、値段が高価だったり、継続的に摂取しないと効果が無いものが殆どです。
とはいえ、今では世界中が猫アレルギーの為のワクチン開発を行っている様なので、もっと画期的な物が一般的に世に普及する日はそう遠くないかもしれませんね。