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犬や猫のサマーカットは必要？
ご存知の通り、犬猫は人間と異なり殆どの種が全身体毛に覆われています。実は犬も猫も必ずしも夏用に毛を短く切る必要がある訳ではありません。
特に短毛の猫は、エアコンで常に室温を調整している様なら毛を刈り込む必要性はないのです。
猫はひなたぼっこが好きなので、日の入る部屋ではあまり毛を短くしてしまうと紫外線の影響がありあまり良いとは言えないのです。
また、毛が無くなった事の不安からストレスで問題行動を起こしたり、円形脱毛症等身体に異常が出る可能性も否定できません。
サマーカットは賛否両論？人間のエゴかも？
ペットが涼しくて良さそう、見た目が面白い、毛の処理がしやすい、汚れが付きにくくなる…等のメリットから安易に毛を短くする飼い主さんも多々いらっしゃる様ですが、犬猫の体毛には断熱効果があり、体温調整機能が備わっている為、極端に毛を刈り込む必要は無いのです。
人間が服を着るのと同じだと考えて頂ければ分かり易いかと思います。
実は服を着た方が涼しいというメカニズムと同じで、動物の毛にも体表熱を発散する効果があるのです。
刈り込みは毛にとってもストレス？
犬猫の体毛を極端に短くする行為は毛にとってもストレスになります。皮膚がダメージを受けたり、伸びムラが出来る可能性もあるそうです。
個体差があり、すべての犬猫がそうなってしまう訳では無い様なのですが、毛のトラブルを回避したいなら注意した方がよさそうではあります。特に換毛期がある動物は注意した方が良い様です。
サマーカットは絶対にダメなの？
長毛の子の毛をスッキリさせる程度なら問題はありません。バリカンを使った施術や皮膚が見える程の処理は季節問わず避けた方が良いと言えます。犬のトリミング、長毛種の毛の処理は「普段通り」で問題無く、それよりも部屋の温度設定を徹底したほうがずっと効率的と言えます。