ペットに虫はつきもの？マンションでの駆虫薬の使用には細心の注意を！

暖かくなってきて室内に虫が湧いて不愉快な思いをすることはあるかと思います。
真っ先に頼りたいのは薬局等で直ぐに手に入る駆虫薬ですが、マンションで使用する場合は注意が必要かもしれません。

駆虫薬を使用するときは報告したほうがいいかも

燻煙タイプの物はマンションの換気口を渡って別の世帯にまで侵入してしまう恐れがあります。
臭いや煙たさでトラブルになる可能性も否定できませんので、換気口を予め塞いでおくか、それが出来なければ事前に駆虫薬を使う事を管理会社に相談、報告するべきかもしれません。

ペットの体には有害の可能性も

燻煙タイプの駆虫薬にはフェノトリンという物質が含まれている場合があります。
過去にこのフェノトリンによって猫が死亡した事例もあります。
駆虫薬は言ってしまえば生命を奪う程の毒薬であり劇薬です。使用した瞬間には問題が無くても、残留した有害物質はペットのグルーミングによって確実に体内に入ってしまう事でしょう。
有害物質を拭き取れば問題ないかもしれませんが、それでは結局満足な防虫力は得られません。

間取りにも注意が必要

間取りや作りによって燻煙タイプの駆虫薬が別の世帯に侵入しやすくなります。
ペット可物件は特に、家の構造や換気口の仕様は住む前にチェックした方が良いかもしれません。自分が使わなくても、別の世帯の人が使った駆虫薬でペットが中毒を起こしてしまう可能性も十分考えられます。

虫と和解せよ？

燻煙も置型もペットが危険に晒される可能性が高いです。
そもそも虫が恐いならペットを飼うべきではないかもしれません。
虫は不愉快ですが、実害や毒性がなければ駆除しなくても問題なく過ごせます。