地球温暖化は昆虫食が救う?「虫」が原料のドッグフードが誕生

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地球温暖化に繋がる温室効果ガスの排出に最も加担しているのは食肉だと言われています。
畜肉となる牛は生産過程が食物の中でもかなり非効率で、かつ呼吸や排泄物なども温室効果の高いメタンガスを多く輩出するのです。
さらに驚くべきことになんと世界で消費される食肉や魚のおよそ5分の1は、ペットが食べているというのです。

とはいえ人間も犬も肉を口にせず偏った食生活を続ければやがては健康被害が出てしまいます。特に犬は元々肉食ですし、良質なたんぱく質が無ければ生きられません。
そこで昨今注目されているのが「昆虫」を使った代替食です。

昆虫で出来たドッグフードが登場

オランダのYoraというメーカーは環境に優しいエコなドッグフードとして主原料に昆虫を使った商品の販売を始めました。
昆虫ドッグフードは、アメリカミズアブ、ブラック・ソルジャーなどハエの幼虫(蛆)が原料になっているようです。
昆虫は高たんぱく・低脂質・低カロリーな上、飼育にかかる費用や手間は当然畜肉よりずっと安価です。栄養バランスはというと、鶏肉と同等位なのだそう。
見た目が…と抵抗が強い人も居るかもしれませんが、食肉同様加工されてしまえば原型なんて見る必要はありません。
今後は人間だけでなく、犬や猫などペットにも昆虫食が中心の社会が訪れるかもしれませんよ。

ただし…虫が混入していた外国産ドッグフードには注意が必要

生きている虫はどんな寄生虫を体内に宿しているかも分からないので、安易に与えるのは危険と言えます。特に外国産のドッグフードは、中の虫が日本に居ない虫だった場合、外来生物として蔓延れば環境破壊にも繋がる可能性がありますので、見た事が無い虫をドッグフードの中で発見したら、即刻メーカーにお問い合わせしてその旨を伝えましょう。
保証など対応も違うかと思うので、ドッグフードを購入する時は割高でも、メーカーの直販売で買うか、信頼している店舗を選んだ方が良いと言えます。

日頃の管理をしっかりしましょう。

ドッグフードは元々虫が付きやすく、かなりデリケートです。
管理が悪いと虫が湧いてしまう可能性もあります。しっかりと封をして直射日光の当たらない、湿気の少ない冷暗所へと保管しましょう。温度・湿度管理は重要です。
特に無農薬・保存料などを使ってない、健康に気を使っているようなドッグフードは品質上どうしても虫が付きやすいのです。
コクゾウムシなど食べても身体に害の無い貯穀害虫も居ますが、やはり見た目が良く無いので、避けたいところですよね。

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