必ず調べて！フィクションの「猫を拾ってからする事」は実は誤解・間違いだらけ！

※画像はイメージです

野良猫や捨て猫のお手入れ、フィクションの世界でよく見かけるかもしれませんが、実は間違った知識が多いです。猫を拾ってもくれぐれも真似しないように、現実の正しい知識を持って猫に接してあげてください。

つきっきりで面倒を見る

感染症の危険性もあるので、病院で検査して貰うまでふれあいはなるべく避けた方が懸命です。また人目がずっとあると猫のストレスにもなります。スキンシップを続ければ次第に打ち解けてくれると誤解してはいけません。人間に良い印象を持つ猫ばかりではありませんし、最初の内は知らないところに連れてこられて不安がっている可能性もあります。猫から寄り添ってくれる様になるまでは猫のパーソナルスペースを保ちつつ気長に待ちましょう。

お風呂に入れる

猫は本能的に水を忌避する習性があり、さらに野良猫は水浴びする習慣は当然ありませんので、お風呂が苦手な子が多いです。ノミ・ダニは洗っても駆除できませんので、よほど汚れているわけではない限りはストレスにもなりかねないので、無理に入浴させる必要性はありません。
また、人間用のシャンプーや石鹸も猫の皮膚には合わない場合が多いので絶対に使わないようにして下さい。

牛乳を与える

ペットショップが空いていない時間帯で、子猫に間に合せで牛乳を与えてしまう人がいますが、猫はお腹を壊しやすいので推奨できません。
体質的に問題ない猫や健康体の猫ならそこまで神経質になる必要はありませんが、野良猫は外での生活に消耗しきっている恐れもあり、下痢から引き起こされる脱水症状によって更に弱ってしまう恐れがあります。
昨今は大きめのコンビニでやスーパーにも猫用ミルクが置いてあるので夜間に猫を拾った場合はなるべくそちらに買いに走りましょう。

にぼしを与える

猫は魚が好きというイメージから家にある買い置きの煮干しを与えてしまう人も少なくありませんが、内臓にダメージを与えやすい為、意外にも本当はあまり与えるべきとは言えない食べ物です。

電柱や近所の壁にペットの張り紙をする

公道や電柱に張り紙をするのは事前に許可が必要ですが、原則ペットの捜索の張り紙は許可が降りません。無断で貼っている人を見かけるかと思いますが、違法なので見つかった場合は下手をすると処罰されてしまう可能性もあります。くれぐれも真似しないようにして下さい。