読み込み中...
時々人間の様に服を着せられた犬を散歩中に見かけませんか？人間のエゴで動物に服を無理やり着せるなんて…！と思われるかもしれませんが、実は犬種によって自分の被毛では足りない程寒さに弱い子が居るのです。見かけてもどうか虐待と決めつけず、見守って頂ければと思います。
もふもふ＝温かいではない！犬の被毛の違い
犬の被毛はダブルコートとシングルコートの2つに分かれています。
見た目がもふもふの毛や長毛だから温かいという認識は大きな間違いで、この毛質の違いが寒さに強いか否かを決めています。
ダブルコートは名前の通り毛が二層になっている為寒さに強いです。それに対して、シングルコートの犬種はどんなに見た目がフサフサしていようと寒さには弱いです。
例をあげると、短毛である柴犬は比較的寒さに強い傾向ですが、見た目がモコモコとしているトイプードルは実は寒さに弱いのです。
シングルコートの犬種は寒さに弱い
暑い国出身の犬は当然毛質的に寒さには弱いです。ですので、環境に適応する為には自らの被毛以外にも人間同様に体温調整に洋服を利用するのが便利なのです。
犬は体毛が全身に生えているので一見するととても温かそうに見えますが、人間以上の寒さを感じている場合も少くありません。特に寒さに弱い犬種は防寒対策をきっちり行うべきです。
ダブルコートの犬は服を着せない？
飼われている地域の温度、病気の治療中や手術後の掻きむしり予防、抜け毛対策やシニア犬の冷え防止に紫外線対策と、犬の服にも寒さ対策以外にも様々な用途があるため、ダブルコートだから必ずしも服は着せなくても良い、というわけではありません。もちろんファッション重視の物もありますが、なるべく犬に適した用途の衣類を身に付けさせてあげる事が重要です。
室内では服より空調で体温維持を
洋服を着せる事は外での寒さ対策に関しては大きなメリットですが、長期利用による皮膚や被毛へのダメージや、ストレス、本来犬に備わっている体温調整機能に対する悪影響というデメリットな面もあります。服を常に着せて体温調整させるよりは、エアコン等を利用して室温を調節するのが重要と言えます。