童謡の歌詞にもあるように猫はこたつが大好きですが、人間用のこたつは人間の体温や体の大きさに合わせて作られている為、気を付けないと猫に悪影響を及ぼすかもしれません。
身体を温める冬の風物詩ですが、ペットを飼って居る人は注意しましょう。
こたつのタイプの推移
人間用のこたつは現在、カーボン・ 遠赤外線・ ハロゲンの三つのタイプが主流です。
昔は赤外線方式のこたつが多かったのですが、最近のこたつは温かさを一定に保つ為に、内部の温度の上昇を感知して自動でOFFになるサーモスタット機能が付いていない事が多いです。
この為、こたつの中が温まり過ぎてしまう傾向があります。
昨今、人間用こたつを猫と一緒に使うのは危険と指摘される様になったのは、こういった事情があるからではないかと考えられます。
人間用のこたつはなぜ危険なのか?
例え赤外線方式のこたつでも、人間用のこたつは元々温度設定が高めなので、猫の身体には適していません。しかも猫は人間とは異なり、頭からしっぽの先までこたつの中に潜り込めてしまいます。その為人間に比べて遥かに熱中症や脱水症状や低温火傷のリスクが高くなるのです。
しかも猫は暑さに鈍感で、人間は暑いと感じたら温度を調整し直したりこたつから這い出ますが、猫は外に出るのを億劫がりそのまま中に留まってしまう傾向があります。
ペット用のこたつを使おう
現在ではペット用のこたつが専用に売られています。人間用よりも小さく、温度設定も低めになっており安全性が配慮されています。
ペット用なんて贅沢!などと思わず、安全面を考慮した上で部屋の寒さ対策に取り入れてみてはいかがでしょうか?